2023/03/19 19:21

【選挙に於ける無所属とは何か?③】党員なのに非公認・非推薦なのはなぜ!?

党員なのになぜ公認や推薦が付いていないのか疑問に思っておられる方もいると思うので、なぜそうなっているのかについて、想定し得る幾つかのパターンをお話しします。

 

1、申請したが公認や推薦に漏れた。

 

・公認や推薦は原則的に現職(他党や他系統からの移籍含む)が優先される。

 

・先着順である場合もある。

 

・県連としては複数出すこともやぶさかではなくても先に公認が内定した候補予定者が拒む場合がある。

 

・書類や面談でNGだった。

 

以上、いずれの場合も合否についての詳細は基本的にお教えて頂けないので、どのパターンかは直接知ることはできないのだが

 

傾向としては書類や面談でNGの場合は瞬殺されるので、合否まである程度の日程がかかった場合は各所との調整などでNGとなったパターンと拝察できる。

 

2、あえて無所属。

 

・戦略的に自ら無所属を選ぶ。

 

・お付き合いで党員になっているだけでそれ以上でもそれ以下でもないから無所属を選ぶ。

 

・後援会や支援者の意向で無所属を選ぶ。

 

 

以上が代表的な党員なのに無所属となるパターンである。

 

このシリーズの前回までの記事をお読みの方はお分かりかと思うが、公認にならない限りは届出時に添付する党派証明書は党本部や支部に出して貰えないので、無所属となるのが選挙に於ける無所属と党所属の違いで、党として党員であるかどうかと選挙での所属党派は実は関係ない。

 

なぜなら党員ではないのに選挙制度的に所属党派証明書を添付して立候補のケースもあるからだ。

それは次回の記事で。

 

【前回までの関連記事】

 

【選挙に於ける無所属とは何か?①】選挙での「無所属」は本当の意味での無所属ではない場合がある!? - 飯田まさなり

 

 

【選挙に於ける無所属とは何か?②】政党の党員なのにあえて無所属を強調するのは何故なのか!? - 飯田まさなり