2023/04/27 18:59
法定得票数と供託金没収点について
https://www.kanaloco.jp/electiondata/article-984143
4月23日投開票の平塚市議会議員選挙では大変お世話になりました。
複数の方から「飯田まさなりを含む複数の落選候補者に新聞などでマークがついているけれど何!?」と訊かれました。
これは法定得票数を超える得票があった、要するに「当選人となるために最低限超えなければならないラインを超えた」ということです。
大混戦となってボーダーがめちゃくちゃ下がったとしても、このラインを超えることが出来なければ当選人とはならず、選挙の結果として定数割れで終わる場合もあるということです。
法定得票数を超えると投開票から3ヶ月間、議員の死亡や辞職、その他何かしらの理由で欠員が生じた場合に順次繰り上げ当選となる資格を有します。
計算式ですが「有効投票総数÷定数÷4」です。
他人の不幸を喜んではいけませんが、何らかの事情が3ヶ月間のうちに起こればワンチャン議員に当選することができる資格のある補欠要員であることから法定得票数を超えるか、超えないかでは同じ落選でも雲泥の差です。
もう一つ。
これを超えないと公費負担を受けられず大変なことになるのが供託金没収点です。
このラインを超えられないと供託金を没収されるのみならず、公費負担を受けられないということとなり、公費負担の予定だったものが全て自腹となります。
計算式ですが「有効投票総数÷定数÷10」です。
(計算式については一般の市区町村議会議員選挙の場合です。他の選挙の法定得票数についてはWikipediaなどにも掲載されているので検索してご覧ください。)